ビーナスは片想い 1 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社 (1999年11月1日発売)
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本棚登録 : 263
感想 : 31
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「ZIG★ZAG」の1つ前のLaLa連載作品。花とゆめコミックス全12巻。最初は男×男と女×女な展開から始まって、最終的には普通の男女のラブコメに。なかじ有紀は同性愛モノ(BLとか百合とか)にはあまり深入りしない人だからね。それはそうと、なかじ有紀は今年でLaLaデビュー30周年か。ローティーン向けの雑誌で長年続けていると、作風と若者の感性がだんだん合わなくなっていくから大変だと思うけど、なかじ由紀の作風はある意味の「幼なさ」があるから、これからもLaLaで連載を続けられると思う。
それにしても、LaLaで30年っていったら、あの成田美名子大先生ですら達成できなかった快挙だよ。昔のなかじ有紀は、成田美名子とよく似た漫画を描いていたけれど、そこから誰にも真似できない独自の作画と作風を築き上げていったことは感慨深いものがある。彼女の一番の代表作である「小山荘のきらわれ者」は、キリ番用に取っておくとしよう。(出番はいつになることやら…)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2012年11月10日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年11月10日

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