姫のためなら死ねる (1) (バンブーコミックス WIN SELECTION)

著者 :
  • 竹書房 (2011年5月7日発売)
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本棚登録 : 417
感想 : 33
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ヤンデレ全開な平安古典ソフト主従百合4コマ、とでも言えばいいのだろうか。清少納言の「枕草子」をベースにニッチ要素を掛け合わせて、徹底的に「オンリーワン」を指向した漫画。類似の作品がないことは、自信を持って保証できる。カップリングとして、清少納言×藤原定子、紫式部×藤原彰子、紫式部×清少納言、清少納言×紅式部、弁官×清少納言などが入り乱れていて、時代考証はほとんど無視しているし、ほんと滅茶苦茶な漫画なんだけど、とにかく勢い(だけ)は凄まじい。画力がプロの域に達していないとか、同人作家と比較しても「中の下」レベルとか、そういうことすら本作にはプラスに作用していると感じる。個人的にはこの作品はツボにハマったし、需要は確実にある、と思いたい。それにしても、古典として名高い「枕草子」が、まさかこんな話だったとは(違)。

帯のコピー:
小さきものは、みなうつくし。
【訳:定子様ハァハァ。】

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2013年11月17日
読了日 : 2013年11月16日
本棚登録日 : 2013年11月16日

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