1986年公開『ドラえもん のび太と鉄人兵団』のリメイク版。
旧作ではキャラの心の動きをそのまま台詞で表現するシーンが多かったですが(しずかちゃんの「…やっぱり放っとけない!」とか)、新ではそういう直接的な台詞は大分削られ、代わりに演出で見せる手法に切り替わっていました。
あと同じく旧作が、戦闘パートをのびた組、情緒面はしずかちゃんリルル組と割り振っていたのに対し、今回は新キャラ・ピッポが登場し、のびた側につくことで、この作品のテーマがよりわかりやすく掘り下げられた印象。最初なんだこのヒヨコとか思ってすまんね。
全体的に、旧作の見せ場は準拠しつつ大味なところを整理して、各人の心理描写は丁寧に、小さな子供でもわかるように…といった感じにバランスよくきっちり作られたエンタメ作品でした。この作品なら初めての子供でも鉄人兵団好きだった大人でも楽しんで観られると思います。
それにしてもドラえもんは私みたいな思い出補正ありありの大人から今の子供たちまで、幅広い年代に向けて作らなきゃいけないから大変ですね。次も楽しみです。あ、ミクロスはEDにいるよ。
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- 感想投稿日 : 2011年10月23日
- 本棚登録日 : 2011年10月22日
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