著者は子どもの頃に来日したイラン人、現在はお笑い芸人。イラン人の視点からイラン人の特徴や「しょーもなさ」、イスラム教の戒律に対する考え方(と、それを回避するための様々な言い訳)などを解説していて、堅苦しくない「イラン人の姿」を見ることができる。
イランには行ったことがなく、これまで知り合った人にもイラン人はいないのだが、他の国と同様、やはりイランも通り一遍の定型化された人ばかりではないわけで。一般的なメディアでは読み切れない民族性、国民性を知るためには、これぐらい緩めの本を読むのもまた楽しい。
最終章では、イスラム教が絡む以上は避けては通れないシーア派とスンニ派の話、周辺のアラブ諸国との関係性なども簡単ながら触れられていて、ごくざっくりとこのあたりの知識を得ることもできる。
イラン入門書として、決して悪くない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
娯楽
- 感想投稿日 : 2020年11月17日
- 読了日 : 2020年8月20日
- 本棚登録日 : 2020年11月17日
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