14ひきのひっこし (14ひきのシリーズ)

  • 童心社 (1983年7月10日発売)
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14ひきのねずみの家族が、
今後このシリーズの話の活動拠点になる新しい家へ引っ越しする話。

家のベースになる木を見つけるまでの冒険は
なかなか緊張感があってワクワクします。

他の話でも彼らの物作りのシーンは多々見かけるのですが、
今回の家作りがやっぱり一番の大仕事でしょう。
生活に必要な設備が少しずつ出来上がっていく様子も見ていて楽しい。
ダッシュ村とか好きな人にはオススメです(笑)


この14ひきシリーズでは
一匹一匹の個性が本当に丁寧に描かれています。

僕が子供の頃に読んだ時は、
表紙で服装を見比べて 子供達を見分けていたのですが、
近年になって改めてじっくり読むと、
行動や表情だけで大体どの子が誰だとか見分けることが出来るようになりました。
それくらい、皆個性が際立っているのです。

それでいてステレオタイプという感じも無く、
色んな話を読み込めば読み込むほど、
この子はこういう所もあるのか。という発見がある。

子供にも大人にも是非読んでほしい作品です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2011年3月30日
読了日 : 2011年3月30日
本棚登録日 : 2011年3月30日

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