田舎の都会への切ない憧れと輝いていた?青春の思い出、ほろ苦さがいい味だしてる。ただ最初の3編はいい。しかしそれから、特に後半は息切れだと思う。前半3作は星4.5で後半は2。ガイジンの主人公の短編は1といったところ。
椎名という、クラスか学年に一人いるような、当時輝いていた男子を巡る、あこがれと現実と思い出とほろ苦さが各短編を継いでいる。
現在から考えると、まだ豊かさの余韻が残ってるような時代背景のように思える。みんな大したことをせず稼いでもいないのに何か余裕があるw
読んでいる最中に、ある詩人が監督した映画「岡山の娘」のすごく印象に残っている
"もう何もすることながないと、会う人すべてが言った。2008年夏、岡山"
というコピーを、何度か思い出した(苦笑)。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説・戯曲・詩
- 感想投稿日 : 2020年5月30日
- 読了日 : 2020年5月28日
- 本棚登録日 : 2020年5月28日
みんなの感想をみる