中世の光と影 上 (講談社学術文庫 205)

著者 :
  • 講談社 (1978年1月1日発売)
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[ヨーロッパ中世世界の全体像。ローマ世界帝国の没落と近代ヨーロッパ国家群の勃興の間の千年間、皇帝と法王、封建領主と騎士、民衆が複雑に絡み合うヨーロッパ文明の源流をテーマ別に描き出す名著全訳。]

「堀米さんは、中世ヨーロッパ社会の分析と研究に生涯を捧げた人物。ヨーロッパにとって中世とはどのような時代だったのか、その特質とは何か、そしてまたそれはどのようにして成立し、変質していったのか。このような問いかけに対する答えを用意した、日本での草分け的な存在です。初版から40年以上がたっても輝きを失っていない魅力的で面白い本。」(『世界史読書案内』津野田興一著 の紹介より)


目次
序章 「終わりある歴史」への案内
第1章 時代を特徴づける事柄をめぐって(皇帝とは何か;ローマ的かフランク的か;皇帝の髭をめぐって ほか)
第2章 新しい社会(主人と奴隷;修道士と修道院;クリュニー派 ほか)
第3章 農業革命(新しい技術―新しい組織;日々のパン;農民と田舎 ほか)
第4章 宗教的、精神的、世俗的冒険(新しい異端―新しい修道会;新しい大学;新しい教え―古い教え ほか)

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 2類 歴史 伝記 地理
感想投稿日 : 2023年8月16日
本棚登録日 : 2023年8月16日

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