前半のゆっくりと流れる時間描写、主人公の独特の精神状態を軽く流す表現、これでは読了するやろかと少し不安を感じたまま読み進めると・・・ドン!ドドン!ドン!
西加奈子さんの好きなところは、私になじむ関西弁が綴られるという事もあるけれど、画一的な答えを出さず読み手それぞれの心にゆだねるところ。登場人物もみんな、大好きになるような感じではないけれど嫌いじゃない、少しのクセが読者のそれまでの生き方や環境に左右されるのがいい。
続編を読んでみたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年9月30日
- 読了日 : 2019年9月28日
- 本棚登録日 : 2019年9月17日
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