物語に、起承転結があるわけではないのに、最後までぐいぐい読ませる。翻訳の力も大きいが、発表から40年以上経つとは思えないほど、内容が現在なのだ。
氷という題名から想像するよりは、読後のイメージはカラフル。でもそれで、作品の怖さが減じるわけではない。
川上弘美の解説も秀逸。作品の魅力を言語化してくれている。
(2017.7)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ヨーロッパ文学
- 感想投稿日 : 2017年7月15日
- 読了日 : 2017年7月15日
- 本棚登録日 : 2017年2月18日
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