素晴しい映画だと思います。
戦争映画って変に現代の視点で当時を見たお涙頂戴モノに成り下っている場合が残念ながら多いと思うけれど、この映画はそういうのがなかったと思う。
たとえば思想云々あってもどちら側の立場を取る人からも支持される作品というのは珍しいとは思うし、それはやはり、ヒューマニズムを描いても、安っぽいヒューマニズムに終始してしまわない監督の手腕があったからなのだと思う。
基本的にイーストウッド映画は好きだし、日本近現代史も大好きなので、これもやっぱり私は気に入っています。
戦争映画って個人的には「ああ、2回は見たくないな」ってくらい残忍な部分を観客に提供できればそれはそれで大成功だと思ってます。
この作品にもそういう部分はあるし、でもその一方でもう一度見たくなるような不思議な作品だなって思います。
登場人物のキャラクターがそう思わせるのでしょうか。
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- 感想投稿日 : 2008年10月12日
- 本棚登録日 : 2008年10月12日
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