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倉敷にある轟文庫で見つけ手に取りました。店主も寄稿されてるんですね。

この本の『はじめに』が好きです。
小さな本、小さいけれどたくさんの人が書いている本、たくさんの人が大切な1冊について書いた本を出したいね、と話が盛り上がり出来たこの冬の本、素敵です。
知らない作家さんだらけでした。作家という枠だけでなく書店員とか古本屋の人とかいろんなジャンルの人が、これまたわたしのまったく知らない冬の本にまつわることを短く書いているのです。一人につき二頁。なので引き込まれることはなかったけれど、
山崎ナオコーラさんのトーベヤンソンのムーミン谷の冬について書いてるのはじわじわきた。たしかにヘムレンさんはうざくて、でもじきにそのうざさも好きになれるのだ、わかるわかる。
このわかるわかるがあまりなかく、光るものもないため面白くはなかったのですが、編集部の『はじめに』がよかったので満足です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アンソロジー
感想投稿日 : 2013年1月17日
読了日 : 2013年1月17日
本棚登録日 : 2012年12月12日

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