Another

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年10月30日発売)
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1998年の春。
父が仕事でインドに滞在することとなり、また気胸の病気療養のため、榊原恒一は、母の実家に移り住み、夜見山北中学校に転入してきた。
転入すると引っ越してきた時に、気胸の発作が起こり入院。病院でたまたま夜見山北中学校の制服を着た女の子を見かけ、気になる。
無事退院し転入するが、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。彼は、病院で見かけた女の子、見崎鳴と再会。クラスメイトで、不思議な存在感を放つ彼女に惹かれる。でも、クラスメイトは、まるで彼女がいないかのように、見えてないかのような素振りを見せ、彼女は恒一には見えて、他のクラスメイトには見えていないのではないかと感じる。
そんなある日、あるクラスメイトが悲惨な死を遂げ、3年3組が直面している信じられない現実と向き合うこととなる…
見崎鳴は、存在しているのか?
3年3組に次々降りかかる災難…

続く悲劇を止めることができるのか?

何となく題名と綾辻さんの名前は聞いたことがあったけど、実際に読んだのは初めてでした。
結構分厚くて、読むの大変そうだと思ったけど、読み進めやすくてあっという間に読み終わってしまいました。
それぞれの登場人物のキャラも、良かったです。
描写が結構グロい所があったりするので、グロいの苦手な人はちょっと注意かもしれないですね。

展開も、全然想像できなくて、最後になって最初から考えてみて、なるほど〜って感じでした。

それにしても、最後の終わり方…
今年は解決したけれど、これって次の年からどうなるんでしょう…?
全てを解決させないこの終わり方も、絶妙な感じがします。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 綾辻行人
感想投稿日 : 2015年11月5日
読了日 : 2015年11月5日
本棚登録日 : 2015年11月5日

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