平面いぬ。 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2003年6月20日発売)
3.53
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本棚登録 : 9495
感想 : 776
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不思議な語り口、言葉選びですね。
独特な世界観…(*´꒳`*)
本当にミステリー・ホラー・ファンタジーです。

だいぶ前に「ZOO」を読んだのですが、ちょっとエグくて(姉弟が何故か牢屋の中に閉じ込められていて血が流れてきて…という話)疎遠になっていたのですが、ブク友さんの〝乙一ラブ〟という想いを知って、読んでみたくなりました。

読んで良かったです。
なんだか、哀愁さえ漂う一冊でした。
最後にBLUEに繋がるのも良かったです。
現実には起こり得ない物語たちでしたが、不思議と違和感なく切ない気持ちになりました。
古い村の閉鎖的な雰囲気や、子供の気持ちを理解しようとしない親とか、そういうものを淡々と描写しているのも、熱の無い語りでなんだかシュールでよかった。

最後に病院で助けてあげた老人、あの社長嫌いだなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年7月29日
読了日 : 2022年7月29日
本棚登録日 : 2022年7月29日

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コメント 1件

あゆみりんさんのコメント
2022/07/29

ほん3さん、こんばんは。
今日も乙一さんを楽しんでおられたのですね、乙一さんを紹介してくださってありがとうございました♪

乙一さんはお話のテイストによってネーミングを変えているんですね。
教えて頂き、それも興味深く感じました。
他のお話も読んでみますね(*≧∀≦*)

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