デリーからロンドンまで行こうというのが沢木さんが本来設定した旅の軸らしいが、3冊目にしてやっと出発点のデリーに到着するまでの話。旅慣れた為か、これまで以上に深く入り込んでいる。香港ぶりに感じたインドに対する興奮もよく伝わる。生と死が交差するガンジス河での描写は非常に詩的。ネパールについての記述は急に手紙の形式に変わったので読みにくかったが、ヌルッとしていて良かった。
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- 感想投稿日 : 2021年4月23日
- 読了日 : 2021年4月23日
- 本棚登録日 : 2021年4月23日
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