江戸で五指に入る狂歌師となった政吉は、野心のあまり落ちこぼれて行くが、唯一救いの燈がともっていて...。幼い頃親を失ったお若は、腕のよい仕立屋になれたが、一人の心細さがつのる時は、まっすぐに深川澪通りに向って...。辛い者、淋しい者に、無条件に手をさしのべる木戸番夫婦を描く、傑作時代長編。
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北原亞以子
- 感想投稿日 : 2011年3月13日
- 本棚登録日 : 2011年3月13日
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