ST 警視庁科学特捜班 為朝伝説殺人ファイル (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2009年7月15日発売)
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感想 : 5
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・ダイバーが二人事故死した。それを源為朝伝説とこじつけたテレビ局が取材のために現地を訪れる
・女アナウンサーが取材先で溺れ死ぬ。死亡推定時刻は深夜。沖縄県警は事故死と判断(なんでやねん)
・三人合わせて為朝伝説と関連付けて捜査されるが、特に関係はなく、ダイバー二人はただの事故死
・女子アナは不倫関係にあったチーフプロデューサーに「番組を終わらせるなら不倫関係をバラす」と脅され、口封じのために殺された

複雑なようでいて真実は単純という筋書きなのだろうけど……関係者のアリバイ確認もせず、女性が深夜に出歩いて事故死したと考えてしまうあたりがいつも以上に無能警察だった
最初からCPが怪しいと思って読んでいたのにずっと情報は出ず、最後の最後で結局CPが犯人でしたとなった時の肩透かし感が酷い。最終的な決め手は全部後出しで、自白まかせなのも酷い
あと地味にいつものST以外のメンツ視点の比重が大きく場所もころころ変わるのでシンプルに読みにくい
そのせいかいつもの「細かいところは雑だけど面白い」という気分にもなれなかった

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2022年10月15日
読了日 : 2022年10月15日
本棚登録日 : 2022年10月15日

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