記憶屋の信念?が弱い気がして、こういうのは人生経験をある程度積んだ人じゃないと使っちゃいけない能力だよ…と思った。犯罪の被害に遭ったとかトラウマによって人生が辛くなってしまう人以外の記憶は消すべきじゃないと私は思う。辛い経験も含めてその人なのだから。高原弁護士の話にはホロリときた。俺のことを大切に思う人を作ってしまったのも失敗だけど、『俺』が大切な人を作ってしまったのも失敗だ、っていうセリフに泣いたし、失敗じゃないよ、それが素敵な人生の形だよって言いたくなった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年1月10日
- 読了日 : 2023年1月10日
- 本棚登録日 : 2023年1月3日
みんなの感想をみる