すごく本格推理小説プラスホラーの組み合わせをした作品なのだけれど、うーん
ゾッとする場面もあるにはあるけど(祠の下から此方をジッと凝視する何か…、穴からスーッと異常に首が伸びたモノが顔を出すとかの場面はめっちゃ不気味で怖い)、すぐにくど過ぎるくらいの説明?解説?が入って白けてしまう…のがね。
閉鎖的な村の歪なお家関係と民俗学がよく複雑に絡み合ってて難しかった、読む分には。そうだ、盛り沢山すぎるんです、要素が。一冊の小説にもったいないくらい肉付けがされていて、それで読むのが大変で時間がかかった。
犬神家だっけ?あれの雰囲気によく似てる。
ただ、犯人の正体がやや反則じゃない?って最後悶々としました。いや、証拠もちゃんとあるんですけど、もしかしてあの人が犯人⁈あっ違った…えっあの人が犯人⁈また違う…とどんでんでん返しが続きやっとこさ、犯人明かされるが、意外すぎてふわ〜とする。
民俗学は奥が深い!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年9月14日
- 読了日 : 2014年9月11日
- 本棚登録日 : 2014年9月11日
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