冬狐堂シリーズ第二弾。
やっぱり面白い。今回は過去に繋がる話が多く、陶子さんのかつての夫も出てきて、ワクワクしっぱなしでしたね。いや~良かった!
そして、お酒が飲みたくなる!
表題作も良かったんですが、私は『倣雛心中』『黒髮のクピド』がとくに気に入りました(タイトルが私好み)。主役であるどちらの人形にも"何か"が宿されているんですが、その正体にううっ。
人形は昔から不気味で嫌いですが、確かに見惚れる程に綺麗なのもありますね。それがまた危なっかしい感があるんですが。
ミステリアスな香りのする魑魅魍魎な世界、骨董業界。魅了されてみたい。私はセンスと勘がトコトン悪いので、この本でそういう世界を追体験するしかないが…。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2013年3月18日
- 読了日 : 2013年3月18日
- 本棚登録日 : 2013年3月18日
みんなの感想をみる