旗師・冬狐堂 瑠璃の契り (文春文庫 き 21-5)

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年1月10日発売)
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本棚登録 : 458
感想 : 47
5

冬狐堂シリーズ第二弾。
やっぱり面白い。今回は過去に繋がる話が多く、陶子さんのかつての夫も出てきて、ワクワクしっぱなしでしたね。いや~良かった!
そして、お酒が飲みたくなる!

表題作も良かったんですが、私は『倣雛心中』『黒髮のクピド』がとくに気に入りました(タイトルが私好み)。主役であるどちらの人形にも"何か"が宿されているんですが、その正体にううっ。
人形は昔から不気味で嫌いですが、確かに見惚れる程に綺麗なのもありますね。それがまた危なっかしい感があるんですが。

ミステリアスな香りのする魑魅魍魎な世界、骨董業界。魅了されてみたい。私はセンスと勘がトコトン悪いので、この本でそういう世界を追体験するしかないが…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年3月18日
読了日 : 2013年3月18日
本棚登録日 : 2013年3月18日

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