読書と社会科学 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店 (1985年1月21日発売)
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本棚登録 : 901
感想 : 70
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前提として、この本でいう社会科学はかなり広義にとっているようであり、人文科学や自然科学にも十分通用すると感じた。

筆者の主張する、信じて疑う、高い授業料を払って経験する、は人生全般に言えるのだろう。概念装置という考え方もおもしろい。ベースとして概念装置を持つことで、本の読み方、社会の捉え方がクリアになっていくのだろう。

そもそも読書は知的な食事のようなものであり、その知的栄養分は血肉となり体内?脳内?に蓄積され、人格を形成していくのだと思う。概念装置は大事にしたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 言語・読書
感想投稿日 : 2023年8月12日
読了日 : 2023年7月20日
本棚登録日 : 2023年6月17日

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