原武史さんワールドを満喫するため、「『線』の思考」とあわせて一気に読んだ。
自然が生んだ「地形」と、人が物語や実話に基づいてつくりだす「思想」が交差する場所を原さんらしい書きぶりでさっと読ませてくれる。物事の陽と陰とがきれいに描かれており、より印象深く記憶に残る。
特に良かったのは第二景の「峠」と革命。五日市憲法から赤軍派に至る展開にはうなった。相武台、大隅半島も考えるきっかけになった。ぜひ訪れてみたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2022年1月30日
- 読了日 : 2022年1月19日
- 本棚登録日 : 2021年12月26日
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