地形の思想史

著者 :
  • KADOKAWA (2019年12月20日発売)
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本棚登録 : 246
感想 : 21
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原武史さんワールドを満喫するため、「『線』の思考」とあわせて一気に読んだ。

自然が生んだ「地形」と、人が物語や実話に基づいてつくりだす「思想」が交差する場所を原さんらしい書きぶりでさっと読ませてくれる。物事の陽と陰とがきれいに描かれており、より印象深く記憶に残る。

特に良かったのは第二景の「峠」と革命。五日市憲法から赤軍派に至る展開にはうなった。相武台、大隅半島も考えるきっかけになった。ぜひ訪れてみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2022年1月30日
読了日 : 2022年1月19日
本棚登録日 : 2021年12月26日

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