あおい (小学館文庫 に 17-1)

著者 :
  • 小学館 (2007年6月6日発売)
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本棚登録 : 3722
感想 : 331
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表題作が西さんの処女作らしい。一言で印象を表現すると「剛速球を力いっぱい投げ込む新人投手」って感じかな。勢いとテンポと笑いと奇抜さのバランス感覚が絶妙で気がついたら夢中になっていた。これはラブストーリーなのである。あおいとは、彼との間にできるはずの子供の名前。それにしても欲望に忠実な女性だな。女の友達とかできないのではと思ってしまう。僕のタイプではないが、その破天荒さが物語を動かし面白くなる。楽しい作品です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2019年6月30日
読了日 : 2019年6月30日
本棚登録日 : 2019年6月30日

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