青が散る (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (1985年11月1日発売)
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感想 : 130
5

自由で潔癖な若者たちの姿!

何度も読んだ本のひとつ


「もう二度と、私の講義を無断で休んだりせんと誓うか。誓えるならこの珈琲を飲みなさい。誓えんなら、このまま私の部屋から出て行きなさい。どっちも君の自由や。若者は自由でなくてはいけないが、もうひとつ、潔癖でなくてはいけない。自由と潔癖こそ、青春の特権ではないか。こそこそと授業をずる休みして、うまく単位だけ取ってやろうなんてやつは、社会に出ても大物にはなれん。」


この言葉は僕の青春にも影響を与えた
(やっぱり大物にはなれなかった)

僕は「義務」に置き換えて考える
「若者は自由でなければならない、そして潔癖でなければならない」

ツルゲーネフかトルストイか忘れたが、こんな台詞がある
「自由意志の力はあるよ」

どんな時代にあっても若者に「君たちには自由であってほしい」と言える大人で僕もいたい

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年2月17日
読了日 : 2011年2月17日
本棚登録日 : 2011年2月17日

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