▼あらすじ
人生なんて一寸先は闇―飲み過ぎたある夜背中に天使の刺青を背負うヤクザ四方と一夜の過ちを犯してしまったらしい柚木は、それ以来しつこく迫られ肉体関係を強要されるようになってしまう。
その上会社からはリストラを宣告され妻には家出されて…。
純情ヤクザ×中年リーマンの奇妙な関係の行方は。
***
英田先生が普段書くヤクザもの(ハードボイルド系?)は結構ハードで重く読み手を選ぶ物も多いのですがこれは比較的読みやすいイメージ。
それ故に物足りなさを感じる人もいるかと思いますがこれはこれで面白かったです。
不器用というか、何かが欠落している攻めと駄目リーマン受けという斬新な組み合わせは単純に面白かったし、その設定を無駄にしない文章の書き方はさすが英田先生といったところ。
ラストは温かい気持になれるので、普段やくざモノを読まない方にもお勧めしたいですね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
整理済み(小説)
- 感想投稿日 : 2013年10月3日
- 読了日 : 2012年5月10日
- 本棚登録日 : 2013年10月3日
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