「90年代のサリンジャー」という帯の文句にひかれてむかし読んだ。再読。
表題作の「ママがプールを洗う日」が秀逸。
あとはわりと似たような調子なので途中で飽きる。
だいたい話の根底に「別れ」があって、明るいなかにも切なさが漂う。
「ママがプールを洗う日」に夏の前にはいつも泣きそうになるという一節があるけど、ちょうど夏を前にしてちょっと涼しい夕方頃の甘さと切なさがある。
いかにもアメリカの雑誌に載ってそうなイメージ。
けどサリンジャーはもっとすげーんだなー。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(海外)
- 感想投稿日 : 2013年7月20日
- 読了日 : 2013年7月18日
- 本棚登録日 : 2013年7月20日
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