いたましい。
60代と見られる街娼の方のインタビューは、読んでいるこちらの心が砕けてしまいそうなほど、ただただ、いたましいものだった。

2023年9月14日

読書状況 読み終わった [2023年9月14日]

痛ましい。もどかしい。
読んでてかなり辛い。

2023年9月3日

読書状況 読み終わった [2023年9月3日]

すごく良かった。
「統計とはこうやるのだ!」と言わんばかりの、お手本のよう。
どこからが不倫なのか、誰が不倫しているのか、どうやって不倫が始まるのか、誰が不倫を責めるのか、誰の不倫が責められているのか。
理論的考察と調査・実験による実証とのセットで、しかも説明がすごくわかりやすかった。
今までこの手の実証系の社会学の本だと「不平等社会日本」が一番良かったけど、それを超えてきたかもしれない。

2023年8月21日

読書状況 読み終わった [2023年8月21日]

超いいよ。
各論が総論に収束していくのがおもろかった。誰かが書いてたけど、推理小説みたい。
霊長類がアブダクション推論の思考形式をどのように獲得するのか、というところの実証的な検証が欲しいところ。進化の過程で獲得されてたものであって種の器質として先天的に対象性バイアスを持ってうまれるのか、それとも訓練や環境の影響で後天的に獲得するのか。
後者であるなら動物との意思疎通の可能性という事で色々と夢が広がるように思うのだけれど。

2023年8月20日

読書状況 読み終わった [2023年8月20日]

表題作、クライマックスへの盛り上がりが完全に予測可能回避不能で、すごく熱量の大きくて良かった。
嫌いじゃないけれど、空想科学的な意味でのSF感が薄くて、少し不満感が残る。

2023年7月23日

読書状況 読み終わった [2023年7月23日]
読書状況 読みたい

ざっくり立ち読みした感じ、
・減損会計の記述がごっそり無い
・例題が少ない(重要な箇所に絞った最低限の記載、という感じ)
・固定資産会計のまとめがない(新日本の奴だと出資の章の直前にまとめ的一覧表が掲載されてて、あれは大変便利だった。)
・文章の占める割合が多い(仕訳例や計算式、あるいは図解したチャートがあまり見受けられない)
・紙が安っぽい(実務の現場では、使い倒してるうちにすぐ破れて駄目になってしまいそうだ)

2023年5月6日

読書状況 読みたい

他国首脳についての人物評が面白い。トランプが人間臭い憎めない男に見えるし、オバマが感じ悪い男に思えてくる。
パレスチナ問題和解に向けた案とその打診が行われていたというのには驚いた。実現していたら、それこそ本当に歴史に残る事となったろうに。

2023年5月6日

読書状況 読み終わった [2023年5月6日]

球電の正体が判明してからの怒涛のSF設定のオンパレードが楽しかった。
スーパー観察者がすぐにその痕跡を消してしまったのは、黒暗森林仮説とのつながりを匂わせる。
「マクロ物質」と「マクロ世界」をもっと深掘りしてほしい。とても魅力的なSFだ。

2023年1月31日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2023年1月31日]

軍事はあまり触れてこなかった分野なので難しい。ロシアが恐ろしく外交巧者だというのはよくわかった。軍が弱体化してんの、「恐ロシア」のイメージがあっただけに意外だった。

2023年1月11日

読書状況 読み終わった [2023年1月11日]

読みやすかった。
どんな人でも陰謀論に陥る可能性が割とあるという事はなかなかショッキングだった。バランスよくあること、程々であること、リテラシーを身につけることの大切さという一見凡庸な見解が、実はとても(というか最も)重要だった。

2022年12月23日

読書状況 読み終わった [2022年12月23日]

人の移動と系譜は単純な線形ではないということが延々と懇切丁寧に説明されていく。平易な文章だけれども、内容はとても難しい。つまり人類の起源は全く単純じゃない。

縄文人と一口に言っても西日本と東日本でミトコンドリアの系列が大きく違う。
人類はアフリカで生まれたとされているけれども、どの猿人からいまのホモサピまで繋がっているのか、特定が大変困難で、よくわかっていない。
教科書的にはネアンデルタール人とホモサピとは別人類とされているけれど、ゲノムを見ると互いに交配しながらユーラシア大陸を複雑に巡っている。
アメリカ先住民はシベリアから何度も何度も新大陸へ流入したことを示唆する痕跡が出ている。
アラスカの遺跡の古人骨は、実はそれよりも大昔に北アメリカの南部に到着した人類が、温暖化に伴い反転北上して住み着いた痕跡のようである。
とても面白い。

2022年11月24日

読書状況 読み終わった [2022年11月24日]

「エウロパの龍」がとても面白かった。
地球外知的生命とのファーストコンタクトかもしれないところ、物語上はそこは問題にはならず、惑星開発上の問題(先住知的生命体を保護するために開発を取りやめるかどうか)との関係だけが焦点となり、極めて淡々と対処されていく。
こんなにも冷めたファーストコンタクトものは初めて読んだ。

2022年10月30日

読書状況 読み終わった [2022年10月30日]

寿町住まいの夜の女性たちの話がよかった。あの人たちやその「仕事部屋」はいったい誰がどうやって手配しているんだろうか。福富町の長者橋から旭橋あたりの彼女たち。コロナや円安の中で稼ぎになるんだろうか。

鶴見のアントニオ猪木生家付近の話。鶴見の外国人街は存在すら知らなかった。鶴見の沖縄・南米タウン。もともとは京浜工業地帯に職を求めた沖縄の人々が移住してできた街で、その後沖縄出自のブラジル日系三世が親戚を頼ってさらに集まってきて「南米タウン」となったそうだ。横浜市内の南米人の40%が鶴見区に住んでいる。

石川町の中村川で不法係留して宿を提供していた船の話は驚いた。長年横浜に暮らしているが結局実物を一度も見られずじまいだ。40~50年前は大岡川も水上生活者たちの艀で埋め尽くされていたようだ。

2022年10月3日

読書状況 読み終わった [2022年10月3日]

また銀英伝が引用されてた。中国のSF者は銀英伝熱が高いのだろうか。
ハルヒのエンドレスエイトが、それもアニメ放映の時の騒動が言及されたのには驚きつつも、リアルタイム視聴世代としてニヤリとしてしまう。
「歌い手」について話が深掘されててよかった。自分は、この方向嫌いじゃないな。中国SFいいね。

2022年8月15日

読書状況 読み終わった [2022年8月15日]

高校生の男の子女の子たちが夜通し歩き続ける「歩行祭」で色んな思いを語り合う。
面白いは面白いんだけど、登場人物がどれもこれもスクールカーストトップの人たちだもんだから読んでて少し辛い。

2022年7月30日

読書状況 読み終わった [2022年7月30日]

「研究」という活動の面白さがとてもよく伝わってくるうえ、バッタの生態・形態に関するとてもマニアックな学術的内容がわかりやすく書かれていて、大変読みやすい。
素朴な疑問から仮説を立てて、実験を組み立てて、結果をまとめて論文にする、という一連の流れがよくわかる。
合理的な思考というのはこういうことなんだな。
面白かった。

2022年7月14日

読書状況 読み終わった [2022年7月14日]

収益認識のポジションペーパーって本当に作らなきゃいけないのかしら。この本見ながら少しずつ準備を始めているんだけど、マジでめんどくさい。
そしてそのめんどくさい実務を解説してくれてるのって、今の所この本しかない。他の類書は5つのステップの実務の事ばっかり。ポジションペーパーとか重要な会計方針とかの注記文章の書き方についてここまで具体的に幅広く書いてくれてるのは他にない。ほんと助かる。まぁまだほとんど読み込めてないけど。

2022年2月2日

読書状況 いま読んでる

収益認識会計基準の様な全く新しい会計基準が作られたとき、財務報告にかかる内部統制のためには、社内でどういう規定を用意していかないといけないか。という問題は、とてもとても担当者泣かせなやつだと思う。
これまでに無かった仕組を作らないといけなくて、前例もなく、手探り状態。そもそも新しいルールを勉強するところから始まってしまうんだけど、そんな悠長に勉強してる暇はなくて、とにかく〆切までになにかしら社内規定を作らないといけない。

そんなとき、担当者の助けになってくれる唯一の手引。経理規定に関して、網羅的で体系的で、規定例文まで用意してくれている。優しい。
自分も今まさに収益認識会計基準対応で社内規定見直してるところ。とても助けられてます。
クソ高いから経費で買ってくれないかな。

2022年2月2日

読書状況 いま読んでる

素晴らしかった。久々に一気読みしてしまった。現在夜中の3時。三連休で良かった。
帯の煽り文句「アンディ・ウィアーは裏切らない」には完全に同意。読んでいる間は希望と絶望の間を激しく揺さぶられてハラハラするが、読後感はとても爽やかだ。
アメリカの野尻抱介と言っていいんじゃないだろうか。読んでいる間ずっと、「ピニェルの振り子」の宇宙イカと、「南極点のピアピア動画」のクジラとコミュニケーションする話を思い出していた。
とても良い本だった。

2022年1月10日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2022年1月10日]

延期されたオリンピックの「栄光と夢」、宇宙戦争と小学校教師の「郷村教師」の2つが特に良かった。ページをめくる手が止まらず、読み終えたときの感動の余韻が凄かった。ほんと、良かった。
あとがきの元ネタ解説の情報量の多さがとても嬉しい。

2021年12月26日

読書状況 読み終わった [2021年12月26日]

ビックリするくらい中東情勢について分かったような気にさせてくれる。
トルコとシリアのやっかいさから学ぶ近現代の国際政治の枠組って感じかしら。

2021年12月5日

読書状況 読み終わった [2021年12月5日]

あと書きにも書いてあったけど、ほんと打越さんと上間さんの書く話は、過酷にも程がある。
生々しい暴力の連鎖。放棄され搾取される少女たち。

2021年11月20日

読書状況 読み終わった [2021年11月20日]
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