夜のピクニック (新潮文庫)

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著者 : 恩田陸
  • ¥ 724
  • 新潮社 (2006年9月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (455ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101234175

夜のピクニック (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 夜通し歩く話。歩くの好きだから風景や疲れ具合の描写で自分も歩いているような気分になった。自分もこのイベントやりたかったな。
    高校生の微妙な心情、すぐ人を好きになる気楽さを懐かしく思った。

  • [2016年24冊目]
    高校生の等身大の姿が描かれていて、彼らのピュアな成長が心にくる作品。読後は純粋で爽やかな感動に包まれる。

  • 貴子も融も友人に恵まれてるなぁ。美和子や忍、光一郎の後ろ姿はたくましく見えたに違いない。二人の会話のシーンは、彼らとともに嬉しかった。

  • 【思いやり】
    小説です。

    歩くだけですが、いい感じ。

  • 高校行事最後の歩行際。
    異母兄弟の融と貴子。クラスメイトに隠して高校生活を送っている。
    物語は歩行祭で融と貴子、2人の視点で進んでいく。懐かしく感じるような高校生の交友関係や感情が描かれる中、2人の中の葛藤や細かな気持ちの変化が描かれる。

    自由歩行が始まってからが本当の歩行祭。
    最後はスッキリ。

  • 北高最大にして、高校生活の最後を飾るイベント「歩行祭」それは夜を通して80キロの長距離をただひたすら歩くと言うとんでもない伝統行事だった。貴子はこの歩行祭のさなかに、ある一つの“賭け”に挑むことに決めていた。三年間、ずっとずっと口をきけなかった“彼”と、一言だけでいいから、話をすること――親友たちと思い出と夢を語らいつつ、貴子、そして彼女と異母きょうだいである融は、この夜のピクニックを歩いていく。果たして貴子の賭けは叶うのか。

    歩行祭……どこかの学校に本当にあるんだろうかこんな行事。多分どっかしらの行事がモデルになってるんだろうけど、私は読みながら、絶対にこれ参加したくないな~~!!って始終思ってたw 体力ないし歩くのツラいし。遠足さえもツライのだよ…それでも友達と一緒ってのは楽しそう。高校時代って何でもいい思い出になるしね。
    恩田陸だし何かすごく面白いことを仕込んでるのかなーとかドンデン返しとかがあんのかなーって勝手に期待してたけどあくまで貴子と融を中心にした青春小説だった。(しかしキャラがあんまり青春青春言うとなんか微妙に失敗してる気もしないでもないが)いや別にがっかりはしてないんだけど、長い長いピクニック――と呼ぶには過酷過ぎるけど――の中でずっと果たしたかった想いを果たせてよかったね!って思ったさ。こういう、小さいことかも知れないけど本人たちにとっては重要なことを叶えるってすごく大きいです。あと異母兄妹(姉弟?)って言うのすごく好きなんですよね私…
    最初の方は情報が断片的に表れて、最近流行りの論理パズルと言うか推理ゲームっぽいなとワクワクして何度もページを行き来しつつして読みました。結局西高の子を妊娠させた男子生徒本当は誰だったんだろうか…… あと前日譚が収録されてる図書室の海、ずっと前に読んだのであとで確認してみたり。キャラの名前が一部違ってたりするんですね。

  • 2016.2.26
    初めての恩田陸作品。貴子ととおるの物語!!兄弟じゃないオチだったりしてと想像しながら読んだ(笑)同級生に異母兄弟!そんなこと、普通ないけど、確かにありえない話しではないなぁ。2人の違う母親に育てられて、違う環境で育った兄弟、親の精神状態や、経済力など、子供はそれに大きく左右されるよなぁと感じるお話。やっぱり血のつながった兄弟、最後はお話できて、ハッピーエンドでよかった!本屋大賞受賞作品とはビックリ。

  • 長い期間をそう感じさせないくらいテンポ良く進んでいく本はたくさんあるけど、1日がかりの一つのイベントだけで展開していく本て初めて読むかもしれない。でも、間延びせず2つの視点から交互にスムーズに進んでいくし、読み手の感情が大きく動くような決定的な部分はないけど、どのシーンも満遍なくおもしろい。Feb,26,2016

  • 歩行祭みたいに体は使わないけど、読み始めてから最後まで一気に読んでしまった…
    ただ粛々と読めてしまう。そして終わりの爽やかな読了感。なかなか素敵な1冊に巡りあってしまったぞ。

  • ストーリーは歩行祭という高校生活最後の最大のイベントで、自分たちの今に、それぞれの思いを巡らせるお話。

    ただただ懐かしかった。
    昔の友達と会って、昔話に花が咲くようなときに出てくる思い出ではなくもっと個人の中の思い出が思い出されるような本でした。
    青春はキラキラした思い出ばかりじゃなくて、思い出したくない感情とか惨めさとか、そういう部分を懐かしいと思って思い出せる本でした。
    あの頃どうにもわからなかったモヤモヤが一気に晴れていくようで、読んでて気持ちよかった。

    登場人物と同じ高校3年のときに読んでたら、違う印象を受けたのかもしれないけれど、大人になった今読んでよかったと思います。

  • 憎さも愛しさも切なさも全て夜のピクニックで伝わる。
    忘れられてしまう、ではなく、忘れることができるという響きを感じる。
    二人共大人にならざるを得ないと感じ、大人のふりをし、そんな自分を居たたまれなく感じる瞬間がある。
    忍が言う優しさも本当は自分自身に触れられたくないだけなのかもしれない。
    だけどそんな性格も理解してくれる友達がいて、二人で話すことで親が関係ない自分、逆に親がいたからこその自分達を感じて痛々しい青春を「今」としてとらえることが出来る。
    血の繋がりがあることで執着し、今を取り戻すことが出来た。
    痛々しい青春を過ごさないと、痛々しい大人になってしまう気がする。千秋の忍への思いも、忍の貴子への思いもある種の諦めを感じるが、まだどうなるかわからない。
    女子高生でも女の部分はあり、自分のせいで自分のためだけに相手は乱れてぐちゃぐちゃになってほしいと願う部分だってある。

  • 高校生ならではのかけひき、葛藤など、自分と重ねながら読んだ。
    主人公の二人がやっと話ができたところは私もすごくホッとした。
    お母さんが友人に打ち明けたところも泣けた。大人目線で読んでいた。

  • 非現実的な青春の本

  • こんなイベントがあるなんて・・・
    という驚きもさることながら、
    そのイベントの雰囲気を活かして、
    ある同級生の特殊な関係性を描いている。

    確かに、夜通し歩くというイベントは、
    際立ったものだが、それだけでは終わらないところに、
    この作品の素晴らしさが詰まっていると思う。

  • 恋愛ものかなと思ってましたが、青春ものでした。
    自分もあの時もっと青春してれば、と思うことがありますが、ちゃんと青春してた高校生はどれくらいいるのかって言葉で、なんか救われました。

  • いまいち面白いと思えず。高校生の頃に読んでたら面白かったのかなー。

  • 青春小説を読もうだいにだん。青春を美しく、一生懸命に書いてます。

    修学旅行の代わりに、24時間耐久歩行大会があるっていうかわいそうな高校の話。そういう高校って本当にあるのかしら。
    でもでも変に修学旅行とは名ばかりのぐだぐだ旅行をするより良いかもね。何かがうまれるのかもね。いやん。

    ずっと話したくて話せなかった人と話す。っていうと浅薄だけど、いろいろ複雑なの。泥沼から拾い上げられた宝石みたいな話。ぐちゃぐちゃの背景の中で輝く彼ら。

    「雑音だってお前を作ってるんだよ」「だから、一人で先に行こうなんて考えないで、雑音に耳を貸せ」なーんて幸せな青春だと思いません?

  • 自分の学校にも似たようなイベントがあったせいか懐かしい気持ちに。

  • 学生のときにこんなイベントあれば!!

  • 「歩行祭」というひたすら歩くだけの行事の中で起こる出来事を小説にするところはすごいと思いますが、正直あまり好きな話じゃなかったです。さわやか過ぎるし、盛り上がるところや感動するところも特にありませんでした。ただ、昔これとよく似た行事に参加した事を思い出して少し懐かしかったです。これ映画化もされているみたいですけど、多分人気は無かったんじゃないですかね。とはいえ、退屈することなく読めましたし、すばらしい作家さんだと思いました。

  • 1人の少年と1人の少女は誰にも言えない秘密を抱えている
    彼らの高校は生徒全員が丸1日かけて80キロの道のりを歩く、歩行祭という行事を実施している
    ざっくり言うと、青春このうえない
    「幸せ」という単語が強調されるのは終盤やっとのことであったが、私からすれば全編通して幸せなストーリーである
    親友がいて、想い人がいて、家族がいて
    彼らの視界に不思議と教師は入ってこなかった
    「大人になる」のに必要なものは学校であるようで学校ではないのだろう

  • 鍛錬歩行祭。歩くだけの競技が修学旅行の代わりなんて、いやな高校だと思いましたが読了後は意見変わります。辛そうだけど、これは絶対に思い出になりそうです!
    印象に残ったのが忍が言ってたナルニアの話。
    読むべきタイミングってありますよね。
    今を生きるって大事です。

  • 歩行祭という高校生活最後の行事の中で描かれた青春小説。
    行事を通して織り成される主人公らの心情変化と成長が瑞々しく描かれる。
    他の恩田さんの作品に色濃くあるような郷愁的な雰囲気は薄いですが、
    ゆったりと、でも確実に進む、歩くようなテンポ。
    そしてそのテンポからくる、もの柔らかな雰囲気が魅力的でした。

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夜のピクニック (新潮文庫)の作品紹介

夜のピクニックは恩田陸さんが高校生を主人公にして描いた小説です。
小説の舞台の高校で、24時間耐久のピクニックが学校行事として行われます。高校生が昼食と夕食を食べ、仮眠をとりながらひたすら歩きます、ただ歩くだけということですが、その非日常的な行事を通して、登場人物たちが成長していく作品です。

夜のピクニック (新潮文庫)の単行本

夜のピクニック (新潮文庫)のKindle版

僕だけがいない街 (8) (カドカワコミックス・エース)

三部 けい

いよいよ完結 連続誘拐殺人犯との対決は!?

人気サスペンス漫画『僕だけがいない街』がいよいよ完結しました。
売れない28歳の漫画家 藤沼悟の持つ再上映(リバイバル)という特殊能力をもって小学生時代に起きた連続誘拐殺人事件を解決するために奔走するというストーリーで、その後巻を重ねる毎に衝撃の展開に進んでいく本作ですが、いよいよ完結となりました。
何を書いてもネタバレになってしまう展開になっていますが、ただ一つ言えることは読んで良かったとラストです。改めて、1巻から読み直した時にこの『僕だけがいない街』が、主人公 悟の成長物語であるとはっきりとわかってきます。そして、改めてその連続誘拐殺人犯の恐ろしさも改めてわかってきます。
そして、最後に再上映(リバイバル)とは何だったのか、それを読者のみなさんは考えることになると思います。
完結してしまいましたが、三部けい先生の次回作に期待したいと思います。

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