夜のピクニック (新潮文庫)

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  • 2461レビュー
著者 : 恩田陸 
  • ¥ 724 /
  • 新潮社 /
  • 2006年09月07日発売 /
  • 455ページ /
  • Amazon.co.jp ・本 /
  • ISBN・EAN:9784101234175
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夜のピクニック (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • みんなで、夜歩く。ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう。 夜通しで歩くという、高校生活最後の大イベント、歩行祭。恋バナをしたり、普段できない深い話をしたり。 忍が融に向ける友情、... 続きを読む

  • 学校恒例行事、1日かけて80キロの道のりを夜通しかけてあるく歩行祭。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するためにー。
    ただ、歩くだけ。この小説にあるのは高校生同士の会話と心の葛藤。でも80キロもあればやっぱりいろんなことが起こる。様々な伏線が張り巡らされ回収される。融と忍の男2人のコンビがすごくいい。いい関係だなぁと感じる。青春だなぁって。自分が100キロ歩いたときとも被ってすごく沁みた。

  • いい話…だと思うんだけど、ちょっと冗長で、さらに、今読むにはこっぱずかしいなw

  • 私もこんな素敵なピクニックしてみたいって気持ちになれました。

    絶対キツイだろうな笑

  • 高校生っていいなあ、と思える本。
    楽しかった高校生活を色々思い出す。

  • BGM RAY/BUMP OF CHICKEN
    若いときに読んだら良かったのかも。

  • 高校生の時に読んだ本。
    こんな青春いいな…って思っていて、それに高校生の時の恋愛って、好きな人がいて、会えるだけで幸せ的な。登場人物に感情移入しちゃいました。
    また、社会人になって改めて読んだけど、心がほっとするような感覚…青春っていいですな…

  • 穏やかな感情の流れの中で、心地よく読み終わる事が出来ました。
    こんな心豊かな高校生ってすごいなって思った。

  • 「青春」って言葉がぴったりな小説。ただ歩くだけのイベントの話なのに、ぐっとひきこまれた。

  • 高校の時に読んで、再読。
    あのころはとにかくキラキラしていて、こんなせし俊送りたい!とだけ思っていました。
    今読み直すと、主人公2人の複雑な気持ちがよくわかるし、やっぱりあのころに戻りたくなる。

    一度青春期に読んでほしい作品です。

  • 途中で挫折・・・

  • さすが名著。そうだったそんなこともあったわかるわかる。読んだ人はみんな学生時代を思い出すんじゃ。

  • 歩行祭って実際あるのかな。 24時間80Kmをひたすら歩く。歩く、歩く、語る、歩く、休む、歩く、考える。高校生は結構純粋。子どもでもあり、大人でもある。一番複雑な年代なのかも。 ひたすら歩く。歩く... 続きを読む

  • 貴子に惹かれました。貴子はけっして社交的ではないはずなのに、すてきな人を引き寄せる。また、貴子と西脇融にはそれぞれみわりん、戸田忍という親友が存在する。高校生というのはその時々でつるんでいる人が変わったりしていた記憶があるが、彼らを眺めていると、ずっと先の姿が想像できるほど、しっかりとした人間関係を気づいていることがわかった。また、ぐちゃぐちゃと自分の周りと自分を比べ、小さな背くらべをしている人とは違い、一歩大人で凛としている。この歩行祭というイベントが彼らを毎年大人に近づけている、ということが読み取れるし、自分も高校生のときに経験しておきたかった。恩田さんの作品は沢山読んできたけれど、これほどピュアな青春小説は初めて。夏の間に読みきれて良かった。

  • 歩行祭を終えるまでにと決めた、少女の賭け。その賭けを実行する瞬間、この小説は、それまでの高校生の作文に毛の生えたような質感から一転し、胸を涼やかな風が吹き抜けるような、ノスタルジックな爽快感をもつ。誰しもが経験し通過する時代、儀礼。これを一つの行事を通して描かれた物語の設定は、淡く…。青春小説というジャンルがよく理解できていなかったが、この切ないドキドキ感こそ期待していたものであり、それに応えてくれる小説だった。

  • 雑音に思えるものも、
    今大切にしないと
    後から巻き戻して聞いても後悔が残るだけだと、
    今を未来のために使うのはもちろんのこと、
    今を今のために使わなければいけないなと、
    青春時代を目前のことのように思い出し、
    やっておけばよかったこと、
    やっておいたらどうなっていたかと、
    いろんな思いを駆り立てられた作品。
    西脇の姿、
    不器用さが高校時代の自分のことのよう。

  • 学校行事・なんて聞くとまったく好きではないのだけれど…「歩行祭」なる、この物語内のイベントはなかなか良い。

    ひたすら歩く事

    歩いて歩き通す事自体が目的に歩くと言う事は
    人間位しかしないんじゃないかしらん。と思う。
    歩いている時に心に浮かぶ事も、また疲れ果てて来てもう何も考えられない程になった時に思う事。
    そう言う経験が有るのは、芯になると思う。人として…というか。

    なんだか一緒に歩いている様な、疲労感迄がなんとなく伝わって来る文章に、引き込まれます。

  • 私は遠足が嫌いです。
    小学生の頃、出発からはしゃぎまくって後半バテバテで喉カラカラ状態で行軍させられて脱水症状になりかけたから。

    自業自得なうえ10キロぐらいでしたが。

    本作は高校生活最後のイベント"走行祭(全校生徒が24時間かけて80kmを歩く)"の1日を描いた青春物語。

    80キロは半端ないですね。

    登場人物たちが色々な思いを馳せ足を踏み出していくわけです。

    学園カーストみたいな成分はすくなめ、恋愛成分もすくなめ。
    けどしっかり青春小説です。

    自分も高校生の時は子供だったけど、当時は当時で悩みや葛藤があったんだろうなーと感慨深くなりました。

    読みやすいくて読後感も良し。
    オススメです★4

    舞台が進学校ということで登場人物達の明晰さが面白かった。やっぱランクによって違うのかなと想像させられた。

  • 高校生活最後の「歩行祭~24時間で80キロ走破」。そのイベントで起こる出来事と参加者の思い。本屋大賞受賞の青春小説。淡々と進む物語に、あの頃の憧憬を重ね、懐かしい気持ちになれます。やや物足りなく、もっ... 続きを読む

  • 高校生活最後のイベント"走行祭(全校生徒が24時間かけて80kmを歩く)"の1日を描いた青春物語。一生する事はないだろうという苦しいイベントは、終るまでは憂うつで、終わってみたらあっという間。テニス部の夏合宿を思い出した。不安やイライラもあれば、友人がいてくれてよかったという感謝や安心感。楽しいだけでは振り返れない青春の感情が詰まってる。高校時代に読んでいたら、違う感想になる気がする。

  • 80kmもの距離を夜通し歩くというイベントを巡る話。

    青春そのものといった感じですが、決して恋愛ものではありません。しかも作者自身の高校で行われたイベントが元になっているので、リアリティがあります。

  • 80kmを丸一日かけてひたすら歩く「歩行祭」のお話。高校生の男女がみんな純粋でキラキラしてて眩しい。
    後味の悪いミステリーばかり読んでるので爽やかな清涼剤のように感じました(笑)

  • ★★★★☆ 涼しい秋風が柔らかく頬を撫で、ちょっぴり息を吹き返す。沈みゆく太陽が空に浮かぶ鱗雲を桃色に染める。アスファルトを飛び跳ねる陽炎をぼんやりと眺めながら、一歩ずつ少しずつ前へ進む。灼けた芝生の匂い、道端に咲く可憐な草花、鼻腔に忍び寄る潮の香りで海が近いんだと前を向く。異母兄弟のわだかまり、ラブレターの行方、他校の女子を堕胎させた父親探し、打算的な恋心も絡み、思春期特有の苦悩や葛藤が歩行祭で青春の1ページとなる。全身痛みでボロボロになりながら、本音ダダ漏れで友情を深め合う10代の爽やかさが汗臭くてイイ。

  • 2時間半くらいで読了。 昔ハードカバーで持っていたのだけど読まないまま処分してしまったので、文庫版を再購入。  全校生徒が丸一日をかけておよそ80kmの行程を歩く「歩行祭」。3年生の貴子は最後の歩行祭に1つの賭けをしました。それはクラスメイトの西脇融に話しかけること。何故話しかけるのが賭けなのか、その理由は本編で明らかにされていきます。  この「歩行祭」という行事は1年生から3年生すべての生徒... 続きを読む

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