面白い。
解説にある通り、化粧品業界の裏話が面白い。
物語りもリアルで面白い。
林真理子さんうまい。
ちなみに、倉田真由美さんの解説がこれまた面白い。(解説好きにはこたえられない)
だから私の感想は端っこで、リアルだったことを書く。
ヒロイン沙美さんの最所の恋人のお母さんの描写。
かなり意地悪っぽくリアルですねー。
初めて許婚の実家を訪れ、お母さんに会う場面。
『ドアが大きく向こうから開けられた。若づくりした女、というのが沙美の第一印象である。そう濃い化粧をしているわけでも、派手な洋服を着ているわけでもない。が、その初老の女には、どこか諦めていないような、体の奥がはしゃいでいるようなところがあった。』
うーむ。まいったなー。
これは林真理子さんの筆力のうまさによるものなのか、私の僻みなのか。
ユーモアを通り越した皮肉?でも、そう感じるのだろうなー。
激しく反応したのだった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2004年
- 感想投稿日 : 2021年9月16日
- 読了日 : 2004年2月6日
- 本棚登録日 : 2021年9月16日
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