騎手である小山和輝は、三年ほどお世話になった厩舎から別の厩舎へ移り働き始めた。
リーディングを取るほどの名門、塚本厩舎だ。でも、そこには平賀剛という名騎手がいる。強い馬は平賀が乗り和輝は二番手の馬が当然まわってくる。
周りからは、他で乗ればもっと勝てるだろうにと言われる和輝。
馬のわずかな変調も見逃さない平賀。勝ちに貪欲な彼が、レースで期待されていた馬を騎手だった和輝の父にどうして譲ったのか。
和輝が騎手になった理由。父の事故の真相だ。
本当に事故だったのか。それとも・・・。
__競馬を通して、そこに携わる人たちの群像劇。ことの真相を知るために自らその厩舎で働き始める。
皐月賞やダービーなどG1レースや、ステップレースの話なども出てきて、あまり詳しくない自分でもついていけた。レース中に起きている騎手の動作なども垣間見れて良かった。
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- 感想投稿日 : 2014年10月2日
- 読了日 : 2014年10月2日
- 本棚登録日 : 2014年10月2日
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