ありえないほどうるさいオルゴール店

著者 :
  • 幻冬舎 (2018年5月10日発売)
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本棚登録 : 1199
感想 : 125

第一話から泣きそうになり、最後まで泣きっぱなしかと思ったけど、そういう訳ではなかった。でも、ジーンとくる心温まる話ばかり。心温まる話なんだけど、各話の終わりはなんか淡々としていると思った。余韻に浸る前にスパッと終わる感じ。でもよく考えると、それがかえって良いのかな?読者は、あとの展開はハッピーエンドなんだろうと、どれも想像してしまうと思う。
オルゴール店の店主の正体が気になり、そこがモヤモヤする。もうちょっと説明が欲しかった。でも、はっきりわかるより少し謎がある方がいいのかな?

私だったら店主はどういうメロディーをオルゴールにしてくれるのか?それを考えると楽しい。

オルゴール店が北の町にある設定なんだけど、私はどうしても広島の尾道や鞆の浦を思い浮かべてしまう。たぶん、旅行に行きたいからだと思う…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年9月5日
読了日 : 2022年9月5日
本棚登録日 : 2022年9月5日

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