漠然としていた食糧不足問題や、胡散臭さを感じていた環境問題に対する疑問がかなりすっきりした。
この本が強く批判しているのがバイオ燃料。
アメリカがエネルギー問題を解決するために、自前の石油は確保しておいて、なおかつ他国の食糧を大量に買占め、余ったら食糧を燃料として燃やす、という発想。
それによって貧しい国で餓死する人がこれからも増え続ける。
自分はお腹いっぱい、隣の人は食べ物がない、これのどこがエコですか?
地球に優しく、人に厳しくですか?
日本も食糧難が目の前に迫っているのに、地球温暖化防止キャンペーンだか何だかで、企業もそれに乗っかりかなり呑気だ。
地球の歴史を見ると今は寒い時代なのだ。
かなり過激な著者だが、著者自身の考えは別にしても、あまりにもマスコミは事実を報道しなさ過ぎる。
政府が発表してないからなのか、新聞もテレビも教えてはくれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本
- 感想投稿日 : 2019年5月23日
- 読了日 : 2008年10月5日
- 本棚登録日 : 2019年5月23日
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