一枚の写真の「真」「贋」を追い求める著者の足かけ20年に及ぶルポ。
キャパの代名詞ともいえる「崩れ落ちる兵士」、あの写真は兵士が銃弾に倒れる瞬間を撮ったものなのか、そしてあの写真を撮ったのは、本当にキャパなのか。
資料だけを頼りに一冊の本を書くことはできるだろう。けれど実際に自分がその場に立ち、同じ風景を感じ、現物を見ることでのみ得られる「真実」というものも確かに必ずある。
ルポタージュというのはこういう風に一つ一つ事実を重ねていくものなのだな。
ノンフィクション、って面白い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2013年4月
- 感想投稿日 : 2013年4月27日
- 読了日 : 2013年4月27日
- 本棚登録日 : 2013年4月27日
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