天国からの宅配便 (双葉文庫 ひ 20-01)

著者 :
  • 双葉社 (2024年3月13日発売)
3.71
  • (2)
  • (7)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 206
感想 : 10

ある日突然、亡くなった人から宅配便が届いたら。
そりゃ、びっくりすわね、そしてその届いたものの意味を考えるだろうね。
これは、不思議なお話、ファンタジなんかじゃなくてきちんとしたお仕事の話。
生前に本人が依頼したお届け物たち。
だからこそ、そのお届け物を受け取ったひとは、戸惑いながらもその意味を考え、そして本当の意味でそれを受け取っていく。
生きている誰かに、もういない誰かの思いを届ける。いなくなった後だからこそ届けられるものもある。でも、受け取った側はきっと思う。生きているうちに受け取りたかった、と。そして、語り合いたかったと。
私は誰に何を届けたいのかな。届けられるうちに自分で届けようかな、そんなことをつらつらと考えている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2024年4月
感想投稿日 : 2024年4月5日
読了日 : 2024年4月5日
本棚登録日 : 2024年4月5日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする