語学を学び直すにあたって、このラヒリのイタリア語での試作は実に考えさせられる。ぼくが学ぶ英語とラヒリのイタリア語の学びはもちろん歴然とした違いがある(ラヒリの学びの姿勢から、あえて英語よりも「マイナー」とされかねない言語を学ぶ矜持についてぼくはもっと深く考えねばならないはずだ)。だが、同じ「言語の学び」という所作を愛しそこから新しい感覚(おそらくはそれこそ「新しい自分」)に触れようとするラヒリを必要以上に「敬して遠ざける」のはもちろん「もったいない」というもの。この本はその点で、学びの動機づけに実に最適だ
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- 感想投稿日 : 2024年3月27日
- 読了日 : 2024年3月27日
- 本棚登録日 : 2024年3月27日
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