深夜特急を書いた沢木耕太郎さんの、アジアからヨーロッパへの旅についてのエピソードが記された本で、旅というキーワードに惹かれて読みました。旅に対しての考え方や経験に共感することが多く、私も20代に旅をして良かったと改めて実感しました。中でも、「吐き出されない思いは深く沈潜し、忘れがたいものになっていく」という表現が一番共感できました。一人旅は感動を共感できる相手がいないため、正直寂しいと感じることもありますが、一人で味わうからこそ、一生忘れない思い出になっているのだと思いました。私も旅をしたのは3年前になりますが、いまだに街の景観や出会った人のことは覚えています。旅で感じたことを言葉で表現するのは難しいですが、この表現は綺麗だと感じました。
旅は誰がするか、どこに行くかで感じることが全然違うため、自分も旅をしているかのような感覚でワクワクしながら読むことができました。
旅の良さというのは、旅をしたことがある人は当然のように知っていますが、旅をしたことの無い人に理解してもらったり興味を持ってもらうのは難しいことです。この本を読むと旅の良さを少し知ることができるので、これから旅をする人へ読んでほしいと思いました。また、私も旅の良さを自分の言葉で表現できるようになりたいと思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2019年3月9日
- 読了日 : 2019年3月10日
- 本棚登録日 : 2019年3月9日
みんなの感想をみる