屍者の帝国

  • 河出書房新社 (2012年8月24日発売)
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感想 : 441
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全然サクサクと読み進められなかった。難しいという理由だけではなく、ものすごく淡々としていてそれにのれない感じ。伊藤計劃的エンタメを期待し過ぎたとは思うけど。
部分的にはおもしろかった。人間の意識の話を、未来の人工知能ではなくて過去のしかもフィクションのフランケンシュタインやかなりオカルト的な素材を使って語っていて、でも語っていることは未来のAIにまつわる発想と同じなところとか。精神や知能が生身の肉体から切り離されても機能し得るという題材からは同じような発想が生まれるのかもしれないと思う。
あと最後の終わり方は好きだった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2013年12月27日
読了日 : 2013年12月27日
本棚登録日 : 2012年8月24日

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