知と愛 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1959年6月9日発売)
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本棚登録 : 1480
感想 : 89
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知に生きる者と愛に生きる者の、愛寄りの友情物語。その線に注目して読めればよかったのだが、なぜゴルトムントがあれほど女たちに受け入れられるのか?? なぜほんの数年サボったりサボらなかったりしながら修行しただけで職人認定される技能を身に着けられるのか?? と頭の中が疑問符でいっぱいになってしまって、どっぷりはまって読むところまでいかなかった。ヘッセって真善美には真剣だけど、生活には興味なかったのかもしれない。

たとえばゴルトムントは木彫りの親方のことを批判的に見ていたけれど、わたしはむしろ親方の葛藤のほうに興味があった。生活をやっていくのは大変だから。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ドイツ - 小説/物語
感想投稿日 : 2023年11月26日
読了日 : 2023年11月25日
本棚登録日 : 2023年11月26日

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