光の王 (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房 (2005年4月21日発売)
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本棚登録 : 184
感想 : 18
4

古代インド風味の豪華絢爛サイキックアクション。心に少年を住まわせている人であれば、神や羅刹が入り交じって超能力と剣で戦うシーンに興奮することうけあい。というかそれが肝の物語であり、書かれない箇所については読み手が好きなように埋めてさらにわくわくしたらいいよ、という本だろう。イラストなり外伝なり、探したらけっこう見つかりそう。

神と呼ばれるさまざまな能力を持つ者たちの振る舞いがどうにもアメリカ人だったり(シッダルタが「アーメン」とか言うし!)、ゾンビの大軍が出てきてしまったり、インド風味にしつつとってもアメリカな話なのだけれど、とにかく豪華でカラフル。登場人物が多いし話が過去に飛ぶので、繰返し読める学生時代に出会っていたらもっと楽しめただろう。心の中の少年を召喚するのが骨な年になってしまったのが残念!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 英米 - 小説/物語
感想投稿日 : 2013年8月17日
読了日 : 2013年8月16日
本棚登録日 : 2013年8月17日

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