学生時代に図書館で借りて衝撃を受け、何度も読み返している。紛れもなく、私がイヤミスにハマったきっかけの本。
読者がまるでその場にいるように、登場人物が語りかけてくるような湊かなえのお家芸はより一層物語に没頭させる。
章ごとに変わる語り手に次々と真実が顕にされ、ページを捲る指が止まらなかった。
最後は「ご想像にお任せします」タイプだが、どちらにせよハッピーエンドなんてものは無く、なんとも後味が悪い。でも本人達にとってはトゥルーエンドなのかもしれない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー/サスペンス
- 感想投稿日 : 2024年4月15日
- 読了日 : 2014年4月15日
- 本棚登録日 : 2024年4月15日
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