ACT2 告発者 警視庁特別潜入捜査班 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2017年1月13日発売)
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感想 : 16
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『ACT2 告発者 警視庁特別潜入捜査班 』/矢月秀作

アクション小説の中でも、作風は鋭い上、リアリティとスピード感が持ち味な著者の作品の中で、本書は、少しこれまでの作風の中に一味、まろやかな旨味が加わった仕様となっており、鋭いリアリティよりは、題名の通り、演者の動きを見ているように多角的に楽しめる一面もあります。

通常の捜査では難しい事件に対して、”非合法潜入捜査専門”の捜査官たちが招集された。

本書はシリーズ2作目。
今回の舞台は、製薬会社。ジェネリック医薬品を巡る製薬メーカーとその背後に蠢く権力と金の実態を、特別潜入捜査藩「UST」が暴く。

「事件」を公演とし、その”公演”ごとに主要キャストが変わる流れは新鮮。そして、物語のキーファクターとなる設定の部分で、実際はどうなっているんだろう?と考えさせられる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文庫
感想投稿日 : 2019年4月24日
読了日 : 2019年4月20日
本棚登録日 : 2020年5月27日

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