もぐら 凱 (上) (中公文庫 や 53-7)

著者 :
  • 中央公論新社 (2013年10月23日発売)
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本棚登録 : 435
感想 : 33
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『もぐら 凱 (上) 』/矢月秀作

アクションハードボイルドのジャンルでは、好きな作家さんの一人になります。
好きになった、きっかけが、この『もぐら』シリーズでした。個人的に、はじめて口にした料理のはじめての味という感じでしょうか。絶対に忘れられない味と同じように、著者が描き出しているエッジの効いた作風は、とても刺激的した。刺激というより、生々しいリアルが伴う刺激とでもいうのでしょうか。最初のうちは、刺激が強すぎる部分は多くあり、徐々にそれを欲するようになる。。。

今作は、前作の首都を混乱に陥れた同時多発テロから1年。国家公安委員会が警視庁モールの増強を進める中、何者かによって古谷警部補が殺された。シリーズ完結にして、最大の難敵が現れる。ページを捲る手は、スピードを増すばかり。。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文庫
感想投稿日 : 2019年4月19日
読了日 : 2019年4月10日
本棚登録日 : 2020年5月18日

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