三国志: 演義から正史、そして史実へ (中公新書 2099)

著者 :
  • 中央公論新社 (2011年3月25日発売)
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本棚登録 : 356
感想 : 36
4

面白かったです。
「演義」を読んでいるだけだと見えてこない部分や、不自然だなと思っていた部分の謎が解けた気がします。
特に、劉備と諸葛亮のせめぎあいの話は新鮮でした。
3兄弟が何によって結びついたのか。呂布や公孫瓚は強大な軍事力を持っていたにも関わらずなぜ滅んだのか。逆に名門の袁術・袁紹が敗北したのは何故か。関羽が神格化してゆく過程には何があったのか。荀彧は何故死ななければならなかったのか。果断な曹操を迷わせた後継ぎ問題とは。ますます色々な三国志本に手を出してしまいそうです・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年7月6日
読了日 : 2011年7月6日
本棚登録日 : 2011年5月17日

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