輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫 SF テ 3-6)

  • 早川書房 (2007年7月25日発売)
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本棚登録 : 352
感想 : 29
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生きているうちは、存分に生きろ。そして死を前にした時は、死に向かって飛べ……という2つのフレーズに心を揺さぶられた。
解説にあるように、田舎の別荘ミステリーをSFにした話だった。前半の長い導入に読む気が削がれたが、本の中ごろからの展開に夢中になってしまい、後半はあっという間に読んでしまった。
ダミエム人は本当に美しいのかどうか、リニックスは今後生きていられるのか、レディーPの正気は戻るのか、などの残尿感があって、必ずしもハッピーエンドではないあたりが良かった。老化の描写がすごかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2016年2月2日
読了日 : 2016年2月2日
本棚登録日 : 2016年2月2日

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