ラブ・アクチュアリー 【プレミアム・ベスト・コレクション 800】 [DVD]
- UPJ/ジェネオン エンタテインメント (2011年12月19日発売)
クリスマスが近づくロンドン。
恋も政治も弱腰のイケメン英国首相、
妻を亡くし、残された義理の息子との関係に悩む男性、
その息子は学園のアイドルへの初恋に身を焦がし、
傷心の作家は新しい外国人家政婦との言語の壁に悩む。
アーチストは親友の新妻への想いを断ち切りがたく、
熟年夫婦(妻が英国首相の妹)の間には若い女がしのび寄る。
そしてモテない青年は恋を求めてアメリカへ・・・!
さまざまな立場の人間が、自分の想いを抱えて
ソワソワ、ドキドキ・・・
ロマンチック・コメディというジャンルだそうです。
自分に酔っている人間が1人も出てこないあたりが、
ちゃんと「コメディ」になっていました。
好きだなあ。
しゃれたセリフより、演技の演出が光る映画です。
ちょっと仕草や話し出すタイミングなどの演出が
すみずみまで行き届いていて、
恋する人間のぎこちなさがすごく伝わってきました。
結末が「みんなが恋してハッピー!ハッピー!」
というわけでないのもいいです。
熟年夫婦は夫の浮気を乗り越えて、
子ども達のためにどうにか元の生活を取り戻しますし、
精神病の弟の世話をする姉は、
せっかく動き出した恋をあきらめ、弟とクリスマスを過ごします。
「恋」を超えた「愛」に気づかされるなんて、
なかなか素敵なラストシーンではないでしょうか。
最後に、Mr.ビーンことローワン・アトキンソンが
すごくいい味を出していることを書いておきます。
イギリスの宝ですね、彼は。
- 感想投稿日 : 2012年1月6日
- 読了日 : 2012年1月6日
- 本棚登録日 : 2012年1月6日
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