「まるう堂」の描写や杏子の本屋を愛する気持ちがひしひしと伝わって来る点は良かったのですが、事件の内容と真相が何ともお粗末と言いますか…。これ、ミステリとしてはどうなんだろう…。事件の謎と真相を引っ張り過ぎで、物語が中弛みしてしまっているし、読んでいる最中はフラストレーションが溜まる一方でした。杏子と同じく、多絵ちゃんの首を絞めたくなっちゃったり(笑)
全く楽しめなかったと言えば嘘になるけれど、私は断然、長編よりも短編集の方が好きです。そして舞台は、やっぱり成風堂書店が良い!と感じた一冊でもありました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2010年2月6日
- 読了日 : 2008年8月13日
- 本棚登録日 : 2008年8月13日
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