11月下旬の八ヶ岳の山荘。
小説家の安斎が目覚めると、かすかな音が聴覚を刺激する。
音の正体は、窓とレースのカーテンの間に入り込んだスズメバチだった。
昔ハチに刺されている安斎は、もう一度刺されると命の保証はない。
次々に襲ってくるスズメバチの恐怖。
そして、どんでん返しのラスト。
安斎とスズメバチの死闘が臨場感溢れている。まるで自分がスズメバチに襲われているかのように生々しい。
さすが貴志先生。読み始めると止まらない。
ノンストップで引き込まれてしまう文章力。
ヒッチコックの鳥のような恐怖を味わえること間違いなし!
ラストは確かに意外だったが、貴志先生の作品だけあって期待度が大きすぎて、若干しりすぼみ感もあったので★×3。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年5月30日
- 読了日 : 2018年5月30日
- 本棚登録日 : 2018年5月30日
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