会社の先輩からお借りした一冊。
この作者の本は、漂流から2冊目かな?
漂流もこの先輩からお借りした本だった。
漂流もリアリティ溢れ、臨場感が半端ない小説だったが、この本も凄い!
目の前に情景が現れる。自分がその村に迷い込んだような錯覚を起こす。
すっごい惹きつけられる小説なのだが、常に恐怖感が付き纏っていた。
何処か不気味で、何かに怯えながら読んでいた気がする。何に怯えていたのかは、読み終わった今も謎だけど(^◇^;)
北の海に面した、貧しい村が舞台となる。
痩せた土地には雑穀しか育てたない為、村民は鰯やイカ、タコ、秋刀魚などを採り、隣村まで売りに行き、穀物と交換してギリギリの生活を送っていた。
いや、ギリギリ以下の生活だったのだ。
そんな村だが、冬の海が荒れ狂う頃、貨物を乗せた船が座礁し、荷を村民で分かち合うことができた。
それはお船様と呼ばれ、村民はわざと天候の荒れる日に塩を作るために火を起こし、船を村の方へ誘い込むのだった。
そんな村にある日災が起こる。。。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
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- 感想投稿日 : 2023年9月25日
- 読了日 : 2023年9月25日
- 本棚登録日 : 2023年9月25日
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