閉鎖病棟 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1997年4月25日発売)
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本棚登録 : 5547
感想 : 646
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ある街の閉鎖病棟の物語。
それぞれ、辛く重い過去があり、家族や世間から疎まれ遠ざけられながらも明るく生きようとする患者たち。
互いの良いところを認め合いながら、不自由はあっても助け合いながら暮らしている。

そんな時、殺人事件が起こる。
彼が殺人事件を起こすきっかけは!?

理由を知る患者たちがとった行動とは!?


殺人事件と書いてあった為、推理小説だと思い込んでいた私は、最初から、あれ??あれれ??
全然面白くなってこないぞ??という感じ。

本も半ば過ぎて、あーきっとこれはそういう系ではないのだなと諦めてから(笑)だいぶ受け入れられるようになった。

それぞれ不自由がある患者たちの日常が、ある事件をきっかけに少しずつ変わっていく。
世間からは精神病だと忌み嫌われる彼らだが、中に入ってしまえば、それぞれ患者たちは綺麗な純粋な心を持っている。
彼らの温かい気持ちに心洗われるストーリー。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年6月16日
読了日 : 2019年6月16日
本棚登録日 : 2019年6月16日

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