会社の方から、ツナグの続編を頂いた。
あれ?そういえば「ツナグ」を読んでいなかった。
何年か前、一度購入して読み始めたが、自分の好みではなかった為
数ページ読んで諦め、売ってしまっていた(-_-;)
仕方ないので、古本屋さんで購入し、再びチャレンジ。
ツナグは、生きている人間を、既に他界した人間に合わせることのできる使者。
生きている間に会えるのは1度だけ。
死んでいる人間も会えるのはたった1度だけ。
この世の者から、あの世の者へは交渉が出来るが、死者からこの世の者に対して
交渉することはできない。
最初の依頼者は突然亡くなったアイドルに会いたいという女性。
次の依頼は、癌で母親を亡くした長男。
この2作は、どうもなかなか本の中に入り込めず、
(自分の好みはミステリの為)もがいていたのだが、
3作目は喧嘩したまま亡くなった親友に会いたいという高校生。
この作品はゾクゾクするほど良かった。
4作目は、突然婚約者が姿を消す。まさかとは思うが、
ツナグに依頼する男性の話。
この作品もとても悲しいのに、どこかほっこりさせられる良い作品。
最後はツナグ本人の物語。
物語が進んでいけばいくほど、物語の世界に入り込むことが出来る。
中高生でも読み易い良書ではないかと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年5月10日
- 読了日 : 2020年5月10日
- 本棚登録日 : 2020年5月10日
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