平野啓一郎先生の初期の作品である「葬送」を読み始めたところだった。
しかし、これが私レベルではとてつもなく難解で、読み進めるのが難しくなった。
そこで、同じ平野啓一郎先生のこの新書を読んでみた。
お恥ずかしながら、新書を読むのは初めての経験だった。
この本はとても良かった。
国語の先生などが解説するより、よりリアルに受け入れることができた。
特に気に入ったのがカフカの「橋」を引用し、解説した部分で、声を上げて笑ってしまった。
読み方がとても面白い!
あぁ、こんな風に読むのか!
作家ならではの着眼点で、とてもとても興味深く読み進められた。
スローリーディングの本なのに、こちらはとても引き込まれ、あっという間に読んでしまった。
これではダメだと、再読中(笑)
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年7月17日
- 読了日 : 2015年7月17日
- 本棚登録日 : 2015年7月17日
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